藤井のつぶやき日記-秋の静かなひととき、こころに響くことばたち-

こころ社労士事務所スタッフの藤井鞠奈です。

ぐっと気温が下がり、クーラーを付けなくても長袖で一日が過ごせる日が増えてきましたね。
前回のブログでも少し触れましたが、私の一番好きな秋がやってきました😊
秋といえば「~の秋」と言われますが、私は今年の秋は「読書の秋」を堪能したいと思っています✨

スポーツにせよ、食べることにせよ、読書にせよ、何事も健康であるからこそその心持で過ごすことができるのだと、ここ数年を振り返ると思います。
動く気力も食欲もなく、読書なんてもってのほか。残酷にも時間だけが過ぎていくただの秋。

それが悪いことだとは決して言えません。しんどい時は休養が何よりも大切です。何もしなくて良い(何もしない方が良い)時もあります。
ただ、活力が出てきたのならば、少しずつ進み始めて、元気になったらいまを思いっきり楽しみたい。
無情にも流れ去って行く時間をただ無感情に眺めるだけではなく、季節の変化へ目を向けてその瞬間を全力で楽しみたい。
苦しい時間を過ごした期間があったからこそ、いまこうしていられることがとてもありがたく、幸せなものなのだと、心からそう感じています。

それはさておき、この1年でちょっとずつ心身ともに良い方へ向いてきていると思えます。
なにより、ようやく本を読みたい欲が芽を出してきたので、今はこの気持ちを大事に育てようとしているところです🌱📖

ちなみに私は”読書家”ではないので、常に本を持ち歩いているわけでも、毎日何かしら読むわけでもありません。
気分が向いたときに何となく面白そうなものを手に取って、読みたいだけ読むスタイルです。
読書モードに突入しても、全く読まない日もあったりします。
以前は読了後に自身のSNSで投稿していたこともありましたが、「本を読まなければならない」「感想をいい感じに書こう」「他人からこんな本読んでるんだ~と変に思われないかな」といったある種のプレッシャーのようなものを感じるようになって、純粋に本を読むことを楽しめなくなりかけたので、物事の取り組み方として「気の向くまま無理のない範囲で私が楽しいならそれでOK」であることが自分には合っているみたいです。

私の選書スタイルとしては、お目当てなく本屋さんや図書館へ行き、適当に棚に目を遣って「これ面白そう!」と直感的に思うものを手に取ることが多いのですが、つい好みのもの(ファンタジーな世界のお話が大好き!)に偏ってしまうので、自分の世界を広げるためにも外部からの刺激を取り入れようとしているところです。

近頃は本当に便利になったもので、スマホがあればいつでもどこでも情報収集が簡単にできてしまいます。
私はSNSで読書家さんたちのアカウントをこっそりフォローさせてもらい、発信されるおすすめの本から興味を持ったものを読んでみようと、リストを作ったり本屋さんへ立ち寄ったり図書館で借りてみたりしています。

今回は、このような流れで実際に手に取り、9月から10月にかけて読み終えることのできた3冊を簡単にご紹介したいと思います。

※今こうして本の紹介をするブログを書いているのは、「気の向くまま無理のない範囲で私が楽しい」からですので、ご心配なさらないでくださいね。

1冊目:『おつかれ、今日の私。』

ジェーン・スー 著/マガジンハウス

最初にご紹介する本がこちらです。
日々の生活において意識が向く出来事はたくさんありますよね。仕事のこと、家のこと、自分の体調のことなどなど。
そんな日常生活をおくる中で、疲れてしまう日もちょっと立ち止まりたくなることも、今までの道のりを振り返りたくなるときもあると思います。
そのような様々な場面において、隣に立ってこころのもやもやっとした感情を上手に言語化してくれ、そして一日を過ごすことができた今日の自分に「おつかれさま」と言って寄り添ってくれるような、リフレッシュされていくような感覚になれる1冊でした。メモを残したくなるようなフレーズがたくさん詰まっていました!

2冊目:『ドイツの女性はヒールを履かない』

サンドラ・ヘフェリン 著/自由国民社

お次はこちらです。
ドイツ人と日本人のハーフの筆者がドイツと日本の両国で暮らしていく中で体験した文化の違いを、どちらの良さも取り入れながらより良い生活をおくるためのヒントをくれる1冊です。
ドイツの方々はよくお散歩をするそうですが、そのお散歩で歩く距離はとても長いのだそうです。だから、自分の足に合った歩きやすい靴を選び、大切に長く使うためにお手入れを欠かさないとのことです。
お散歩をたくさんする文化だから、ヒールの靴をあまり履かないということや、日本と違って海外では一度靴を履くと日中脱ぐ場面が少ないことの方が多いので、より自分に合った靴が重要視されるようです。
この本を読んで、文化の違いからくる価値観に納得ができ、様々な文化に触れてそれぞれへの理解を深めていくことの大切を感じました。
決してどの文化が一番良いというわけではなく、それぞれの要素を上手に取り入れて自分に合った、自分らしい生活をおくることでより豊かな生活へなっていくのだと思います。

3冊目:『Cup Of Therapy だいじょうぶ。』

マッティ・ピックヤムサ,アンッティ・エルヴァスティ イラスト,著/MUJI BOOKS

そして最後はこちら。
遠路遙々、フィンランドからやってきたセラピー本です。
ほっこりするような北欧の特徴的なタッチの動物たちのイラストと、短い文章で語られる100編からなる1冊です。
イラストレーターさんと心理療法士さんがタッグを組んで制作されたこの本は、カフェで過ごす中で身近な友人の悩みを聞くといった身近な生活空間の中から生まれました。
日常生活をおくる中で誰もが直面し、共感することができるストレスやこころがもやもやする場面において、「だいじょうぶ。」と言ってくれるように、そっと寄り添い、前を向かせてくれるような、心温まる優しいことばに溢れています。
心の支えとなることばが必ず見つかると思います。優しい世界で、心穏やかに過ごしたいというときにとてもおすすめできる1冊です。

ことばの持つ力を信じて・・・

今回は3冊の本を紹介しました。
いつも小説を中心に読むので、路線を変えて珍しくエッセーにも挑戦してみましたが、どんな本でも読むのって楽しいですね✨
どの本も読むことでたくさんの気づきやこころに留まることばを得ることができました。
時間は有限なので、生涯において世の中にある本の極々一部しか読むことはできないのですが、出会えた1冊1冊を大切にしていきたいと思うようになりました。

ことばは人を傷つけることも、癒すこともできるものです。
これ以上ことばで傷つく人が増えない世界であってほしいと思います。そして、傷ついてきた人たちの支えとなっていくものがことばであってほしいとも思っています。

ちなみに自分の中でプチ読書ブームが到来しています。
そしてまんまと調子に乗って図書館で予約・貸出をしすぎたので、「返却期限」と「督促」ということばに敏感になっている一方で、読めていない本を積んだ山、いわゆる「積読」を見てはこれからどんなことばを得ることができ、どんな作品に出合えるのかとひっそりワクワクしている自分もいるのです。
無理のない範囲で”楽しくいられる時間”を、この秋には求めています。

季節の変わり目で体調を崩しやすい時期ですので、どうか皆様も無理をなさらず、楽しく元気に日々をお過ごしください🕊️

それでは、今回のブログはこの辺にして、いま目の前にある本を手に取り、ことばの織り成す世界へと意識を向けようと思います。
静かな秋の夜に、星空の元、新しい世界へ。

 

藤井鞠奈

藤井鞠奈

趣味は舞台観劇と温泉巡りとドラえもんを愛でること。
好物は松風焼きとたこ焼き、そしてひじき。
担当ブログ記事「藤井のつぶやき日記」のテーマを日々探しながら、たまに読書したりお散歩したりとひとりでのんびりゆっくりする時間を大切にしています。
給与計算や社会保険手続き、HPやFacebookの運用を担当しています。
信頼してお任せいただけるよう、誠心誠意業務に向き合ってまいりますのでよろしくお願いいたします!

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