こころ社労士事務所の香川昌彦です。
今回は個人的場話になります。
約2ヶ月後には令和7年ですね。私が創業したのは令和2年1月1日。丸5年が経過することになります。
事務所名に自分の名前を使わず「こころ社労士事務所」した経緯はいろんなところで書いているので細かいことは割愛。13年間、精神疾患で社会から離れ、無職から創業したのがざっくりとした経緯です。
詳しい経緯を知りたい方はこの2本のブログをどうぞ。
独立開業までの経緯~「こころ社労士事務所」のルーツ
就労移行支援事業所に出会うまで
創業は生活保護と背中合わせでした。サラリーマン時代の貯金も底を尽き、僅かに残ったお金から60万円を事業資金に当てました。5万円×12ヶ月=60万円。
仕事が来なければそこで終わり、というデッドラインがありました。
そこから5年。当時は想像もしなかった事務所になりました。自宅兼事務所で「夫婦ふたりでなんとか食いつなげれば」が、スタッフを雇用するまでになりました。
「ここからどうする?」
がむしゃらに走ってきて、結構傷だらけで、骨も折れてて、靴も服もボロボロで。
「もういいかもしれない」
と思いました。
明らかに無理を重ねすぎててこころと身体の悲鳴が今更ながら聞こえてきました。
今のスタイルはここまでにしよう、と決めました。
努力と無理は違う。勢いと馬力で突き進んでしまうとスタッフも家族も私自身も守れません。なにをして、なにをやめるか。
やめる、という選択を迫られることになります。
ほとんどすべてのことを受けいれ、あるいは自ら生み出しやり続けたスタイルを捨てるのが今だと思います。
「さらに前に進むために」
です。
前に進みたい理由は、見たい景色があるからです。経営理念という会社の最高の最高の目的があり、そこに向かえば見える5年後、10年後にある景色が見たいからです。
その景色には、会社を構成するスタッフと私だけでなく、家族、お客さん、そのまた家族・・・がいます。
みんな幸せに暮らしている。その景色を見ることは(あるいは実現させることは)自分の存在意義に関わることなのです。
客観的には成功する見込みはほとんど無かった事業がまだ存在するのは、私ががやりたかったことに共感し、私に関わっていただいた人たちの、さまざまな思いがあるからです。
今年もあと2ヶ月ちょっとです。いろんなメンテナンスをして、今までとは少し違う形で仕事をしていこうと思います。
はるか彼方にある景色がチラリと見えているのです。
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