自分が休んだら仕事は回らないのか?~会社の仕組み~

大阪府茨木市「こころ社労士事務所」の香川昌彦です。

「自分が休んだら、仕事が回らない」という言葉、聞いたことがありますか?特に、上司や管理職の人たちがよく口にすることがあります。これって、本当にそうでしょうか?一緒に考えてみましょう。

確かに、誰かが休むことで、その人の仕事を誰か他の人が代わりにしなければならないことがあります。これは事実です。でも、ここで大切なのは、会社がどういう仕組みで成り立っているかということです。

会社って、誤解を恐れずに言えば、機械みたいなものです。誰かがいなくなれば、その仕事は誰かがやっているんです。だから、誰か一人が休んだからといって、すべての仕事が止まってしまうわけではありません。会社は、多くの人が力を合わせて成り立っているのです

自分しかできないからと、仕事に追われているように感じることもあるかもしれませんが、実はそれは違います。仕事に追われているのではなく、仕事に取り憑かれているのです。

体調が悪いときや疲れたとき、休むことは自然なことです。そして休んだ後に、その仕事を代わりにしてくれた人に感謝することが大切なのです。そうやって、みんなで助け合うのが、健全な会社組織です。

ただ、ここで「これは自分の仕事じゃない」と、他の人の手助けを受けようとしない人もいます。これはちょっと考え方が狭すぎるような気がします。他の社員からは「人の助けを受けるのが嫌なら、会社員をやめたら?」と言いたくなるかもしれません。
会社では、すべてが自分の仕事ではないし、すべてが「自分だけ」の仕事でもありません。協力し合うことが、会社の良いところなのです。

体調が崩れそうなとき。疲れが溜まってきたと思ったときは、早めに有給休暇の申請をして体調の回復に努めるべきだと考えます。有給休暇は「休んでも給料が入る」ということです。これは、会社員として働いている人たちが労働基準法で認められた特別な権利です。
有給休暇を取っても、お互いに信頼関係があれば、誰も文句は言いません。

逆に無理をして、体調を崩して長期間休んでしまうことのほうが、会社や他の社員にとっても不幸せなことです。メリハリをつけて働くことが大切です。休むときはしっかり休み、働くときは全力で働く。このバランスを取ることで、健康で充実した会社員生活を送ることができるでしょう。

繰り返しになりますが、会社はみんなで支え合う場所です。休むことも、助け合うことも、仕事を共に進めることも、それぞれの役割があるのです。この大切なことを、社員も社長も覚えておかなければなりません。個々がバラバラに働いていては、会社である意味がないのです。

ただし、社員一人ひとりが自分の仕事を周りの人にもわかるように可視化していることが重要です。「あの人はなにをやっているかわからない」では仕事のフォローのしようがありません。

協力の大前提は相互理解です。会社に所属している以上、自分だけの仕事ではないのですから会社全体の中での自分の役割をはっきりさせておく必要があるのです。

個々の仕事をブラックボックス化させないことが、休むことも含めた、社員全員が健全に働くポイントだと考えます。

香川 昌彦

香川 昌彦

社会保険労務士法人こころ社労士事務所 代表
全国社会保険労務士連合会(登録番号第27190133号)
大阪府社会保険労務士会(会員番号第22072号)
大阪府中小企業家同友会 三島支部 情報化広報委員長
一般社団法人即戦力 理事
茨木商工会議所専門家相談事業 相談員
大阪府働き方改革推進支援・賃金相談センター 訪問コンサルティング専門家
関西圏雇用労働相談センター 労働相談員

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