大阪府茨木市「こころ社労士事務所」の香川昌彦です。
就労移行支援事業所からの実習生を受け入れてはや1ヶ月です。
前回の受け入れ2日目の記事はこちらです。
定型事務作業が速くて正確な長所はわかりました。
今回依頼した仕事は「Excelに自分で計算式を立てて答えが出せるか」というもの。
賃金台帳から固定残業代が何時間分に相当するか計算する、という少し難易度の高い仕事です。
結果として
・休憩を取るタイミングを掴めない。
→何回か声かけしたのですが休憩を取りませんでした。
・一気に答えを出そうとする →計算の順序は「時間給算出・割増後の時間給算出・固定残業代を割増後の時間給で割る」です(訳の分からない方すみません)。
それぞれの計算過程を分割して算出すればよいのですが、ひとつのセルに全ての計算式を入力しようとしていたので、答えに詰まってしまったようです。
もしかして、考えることが必要な仕事を与えられた場合、仕事を分割して進めていくことに慣れておらず、集中すると周りが見えなくなって聞くこともしなくなる、という弱点があるのではないかと感じました。
どちらも負荷がかかることです。
瞬間の高パフォーマンスでなく、継続・安定したパフォーマンスが仕事では求められます。精神障害者雇用の現場では、そこが課題になるのです。瞬間の高パフォーマンスを連発させメンタルを崩すケースは多いからです。いわゆる過集中タイプです。
もちろん、私がその実習生を完全に理解したわけではないので、少しづつ色んな角度で強みと弱みを探っていこうと思います。思い込みで間違えた判断をしてはいけないので。